导演:ヘーゲル
批判的校訂によるアカデミー版の成果を踏まえ,日本語版独自の編集により訳出,解説と詳細な注は新たなヘーゲル研究の基盤と最新のヘーゲル像を提供し,従来の関連作品を一新する待望の本格的全集である。 『ハイデルベルク・エンツュクロペディー』(1817)の後『エンツュクロペディー』第2版,第3版が出された。ベルリン版全集では第3版だけが収録されたが,2014年に自筆著作が刊行され,ハイデルベルク版がニュルンベルク期の哲学思索の総決算で,さらに関連自筆文書への関心と発展史的観点から第2版への展開が注目された。 「エンツュクロペディー」とは講義の手引きであり,講義を通して哲学体系が追求された。イェーナ期以来の長い講義活動におけるヘーゲルの哲学体系構築の営みは,哲学史体系を哲学体系への導入とする試みでもあった。 「精神とは何か」というヘーゲル哲学の根源的問いに対し,...(展开全部)